不妊治療

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当院の不妊治療実績

※平成22年6月1日から平成23年6月20日までの1年間の治療成績。

不妊患者総数 330名
原発性不妊症 172名  続発性不妊症 158名
妊娠した患者さん 95名
対周期あたり 95/330 =28.8%(妊娠率)
内訳 自然妊娠 23名
タイミング指導 56名
人工授精 14名
体外授精 2名
その他 0名
人工授精 施行数 166名
対周期あたり 14/166 =8.4%(妊娠率)
体外受精 施行数 24名
採卵まで 20名
移植まで 14名
妊娠まで 2名
対周期あたり 2/24=8.3%(妊娠率)
対胚移植あたり 2/8 =25.0%(妊娠率)

※平成17年6月7日から平成23年6月20日までの治療成績。

不妊患者総数 792名
原発性不妊症 430名  続発性不妊症 361名
妊娠した患者さん 346名
対周期あたり 346/792 =43.6%(妊娠率)
内訳 自然妊娠 115名
タイミング指導 190名
人工授精 44名
体外授精 4名
その他 9名
人工授精 施行数 601名
対周期あたり 44/601=7.3%(妊娠率)
体外受精 施行数 60名
採卵まで 47名
移植まで 30名
妊娠まで 4名
対周期あたり 4/ 60=6.6%(妊娠率)
対胚移植あたり 4/ 25=16.0%(妊娠率)

不妊の原因

子宮内膜症

子宮内膜症

子宮の内側にある内膜が、子宮の内側以外にくっついてしまう病気で、放っておくと不妊の原因になります。
軽度の場合なら薬による治療を行いますが、重度の場合は手術を行う必要があります。

排卵障害

ホルモン異常などが原因で、卵が育たない、育っても排卵しない状態で、不妊の大きな原因の一つです。

卵管障害

クラミジアなどの性行為感染症により、卵管が細くなる、あるいは詰まってしまい、精子が卵管を通過できない状態です。

男性不妊

精子の数が少ない、動きが悪い、奇形が多い、精子が無いなど、男性側の精子に異常がある状態です。

不妊治療の流れ

不妊治療をするためには、まず「原因は何なのか?」を正確につきとめる必要があります。原因が分からないままでは的確な治療が行えず、いたずらに時間やお金をムダにすることにもなりかねません。そして、不妊の原因は、まず女性に・・・と向けられることが多くみられますが、男性側にも原因があることがあります。ですから、様々な検査を通して排卵・受精・着床の問題をひとつひとつ調べ、不妊の治療方法を決定していきます。

問診

医師による不妊の状況や病歴などについての質問をお伺いします。
(生理の周期、量、痛み、妊娠・中絶・流産の有無、過去の不妊治療歴、既往歴、薬の服用歴など)

基本的不妊検査
基礎体温:
病院で受ける検査ではなく、ご自身で毎朝体温を測るものです。
超音波検査:
膣内に超音波装置を入れることにより、卵胞のサイズや発育を確認したり、子宮内膜の厚さや画像パターンを観察したりします。
尿検査:
尿中の黄体形成ホルモン濃度を測定し、排卵日を推定する検査です。
血液検査:
月経周期にあわせたホルモン検査と、その他(甲状腺、クラミジアなど)の検査です。
精液検査:
男性側に不妊原因がないかどうかを調べる検査です。
卵管造影検査:
卵管の通りを調べる検査です。
タイミング指導

基礎体温、超音波検査、尿検査から排卵日を正確に予測し、夫婦生活のタイミングをあわせる指導です。

ステップアップ(目安 6周期)

人工授精(AIH)

排卵のタイミングに合わせて精液を直接子宮内に注入して、妊娠の可能性を高める治療法です。

ステップアップ(目安 6周期)

体外受精(IVF)

卵子と精子を対外で受精し、受精した卵を子宮内に戻し、無事に着床できるように促す治療法です。

顕微授精(ICSI)

顕微鏡下にて、卵子の細胞質内に直接精子を注入する治療法です。
当院では実施できないため、他院へ紹介致します(IVF適応者の一部の方)。

※医療の介入度の低い順にステップアップ方式で治療を進めます。

※ある程度の期間試しても結果が出なければ、その治療方法で妊娠する可能性は極めて低いと判断し、次の治療のステップアップへと進むことを検討します。

※年齢、不妊原因、不妊期間、過去に受けてきた治療方法などによっては、AIHやIVFからスタートせざるをえないというケースもあります。

※どこのステップからスタートさせ、どこのステップまでを、どの程度試すのか、それを最終的に決めるのはご夫婦自身です。

不妊治療の方法

血液検査

採血により血液中の生殖に関係するホルモンの値を測り、排卵や着床の妨げになりそうな物はないかを調べます。
また、性感染症のひとつであるクラミジア抗体検査、子宮内膜症のマーカーであるCA125があります。

血液検査は、不妊治療をする上での基本的な検査です。

検査料金

血液検査 5,000〜10,000円

精液検査

男性側に不妊原因があるかどうかを調べます。
専用の容器に採精してもらった精液を専用の機器(SQA-V)で観察します。
パートナーとの治療とあわせて、できるだけ早い段階で検査することを勧めします。
精液検査をする際は、2〜3日間の禁欲後に行います。自宅で採精したものを提出して頂きます。

※検査を受ける際には、電話連絡をお願いします(TEL:089-943-2421)

精液検査SQAについて

当院では最新の精子特性分析装置SQA-Vを導入しました。

精液検査SQAについて

SMIや高速前進運動精子濃度PMSC(a)で精子の判定の確認が容易になります。
大型ディスプレイに表示されるので、実際に精子の動いている様子を見ることもできます。

精子特性分析機SQA-Vでの検査項目

  • 総精子濃度
  • 運動率
  • 正常形態率
  • 運動精子濃度(MSC)
  • 高速前進運動精子濃度(PMSC)<a>
  • 低速前進運動精子濃度(PMSC)<b>
  • 機能性精子濃度(FSC)
  • 精子自動性指数(SMI)

その判定の基準は下記の通りです。

SQA-Vでの精子の判定基準

  SMI PMSC<a>
(x106/ml)
PMSC<a+b>
(x106/ml)
FSC
(x106/ml)
基準値 80以上 5以上 10以上 3以上

WHOの調査では、精子の運動性や濃度は体調やストレス等により大きく変わることがわかっています。1回目の検査で虚弱に分類されてしまった場合でも、喫煙、飲酒、睡眠不足、ストレスなどを減らして再検査を受けることで正常値を得られることがあります。体調管理を心がけて再検査を受けることをおすすめします。

検査料金

精液検査 4,000円

子宮卵管造影検査

卵管の通りを調べる検査です。
子宮の入口から造影剤を入れ、時間を開けてレントゲン写真を撮ることで、卵管から腹膜内に広がっていく様子を調べます。

不妊の検査の中で「痛い」と言われているものではありますが、造影剤を注入することにより卵管に圧がかかり、卵管の通りが良くなることから治療にもなります。

検査料金

子宮卵管造影検査 5,000円前後

タイミング指導

病院で予測された排卵のタイミングにあわせてご主人との夫婦生活を持ち、自然妊娠の確立を高める方法です。
不妊原因となる症状がある場合には、問題点を補ったり、取り除いたりするための治療もあわせて行います。

タイミング指導では、基礎体温、超音波検査、尿検査などから排卵日を予測し、夫婦生活のタイミングを合わせます。その後、排卵予測日に来院して頂き、予測を微調整します。

検査料金

タイミング指導(保険適応、適応外で変動します) 300〜1,800円

人工授精(AIH)

子宮の異常や、精子の異常などで、タイミング法による不妊治療が行えない場合、人工授精を行います。
専用のカテーテルを使い、排卵のタイミングに合わせて精液を直接子宮内に注入して、妊娠の可能性を高める治療法です。

「人工」と聞くと、大掛かりな治療法だと思っている方も多いことでしょうが、人工授精は採取した精子を直接子宮内に注入する方法で、その仕組みは自然妊娠とほぼ同じです。
排卵予測日当日(どうしても都合がつかなければ前日)に、採精してもらった精液を測定・濃縮・活性化させ、動きの良い元気な精子を選び出し、カテーテルから精液を流し込みます。

※人工授精は予約制です。

※精液は採取後、3時間以内にクリニックにお持ち下さい。

人工授精の流れ

1
排卵前に卵胞の大きさ検査し、排卵日の予測をします。
2
排卵日の前日に来院頂き、排卵を誘発する注射を打ちます。
3
排卵日当日、旦那様の精液を採取して頂き、精子を洗浄後、運動性の良い精子を選別し、人工授精を行います。人工授精用の針の付いた注射器で子宮内に精子を注入します。
4
後日、妊娠したかどうかを確認します。

検査料金

人工授精(AIH) 15,000円

対外受精(IVF)

通常の不妊治療や人工授精で妊娠が認められない場合、体外受精を行います。
卵子と精子を対外で一緒にし、受精した卵を子宮内に戻す治療法です。
卵子と精子は対外から取り出し、受精しやすい状態に整えながら、受精は自然の力に任せます。

体外受精では、妊娠の確率を高めるために、複数個の胚を子宮内に移植します。一方で多胎の可能性もあることをご承知おきください。

体外受精の進め方

1
体外受精では状態の良い卵子を多く採取する必要がありますので、排卵を誘発する注射を打ち、卵巣を刺激します。
2
卵子がある程度の大きさまで育ったら、超音波で卵胞の位置を確認しながら、手術により卵子を採取(採卵)します。
旦那様には採卵日に合わせて精液を採取して頂きます。精子を洗浄後、運動性の良い精子を選別し、培養容器内で精子と卵子を受精させます。
3
卵子と精子が受精されていることを確認し、採卵後2〜3日後、正常に受精された胚を子宮内に移植します。
4
後日、妊娠したかどうかを確認します。

検査料金

卵胞チェック(1回につき) 2,000〜5,000円
(刺激採卵法の場合 注射など1回につき) 3,000〜5,000円
採卵 50,000〜60,000円
胚培養 3日培養 30,000円
5日培養 40,000円
採卵時   80,000〜100,000円
採卵できなかった場合 50,000円
胚移植 50,000円
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